僕の記憶の中には、一枚の写真がある。
ヨーロッパのどこかだった気がする。国名まではわからない。
郵便配達員が自転車を木に立てかけて、いや立てかけていなかったかもしれない。草の上で昼寝をしている写真。おそらく配達の途中である。
帽子を顔に乗せて、仕事の途中とは思えないくらい気持ちよさそうに眠っている。
不思議なことに、その写真をいつ見たのか思い出せない。
本だったのか、映画だったのか、テレビだったのか。もしかして夢?いや確かに見たんだよな。
見たということだけは覚えている。こんな調子である。あやふやすぎて、自分が探偵ならこの時点でぶぶ漬けを進めるだろう。でも、なぜかその一枚だけは、ずっと僕の記憶の中に、すごーく奥底に残っている。ずっとある。
そして、なぜかそれが今思い起こされた。遠い遠い記憶の彼方から。なんでだろう。
考えられるのは、自分が今退職して有休消化中だということ。そして、その画像を見たときにおそらく「こういう働き方いいなあ」と思ったということ。これから次の仕事を探さなくてはならない(次が決まってから辞めるのがセオリーかもしれないが、自分の場合、もう流石に耐えれん。しんどい。となってやめた。その話はまたどこかで。)という状態にあって、理想の働き方を考えている途中で、ふと思い出したのだ。あの郵便配達員を。
会社員になってから、仕事は常に急ぐものだと思っていた。
昼寝なんてサボりだし、ゆっくりしていたら怒られる。昼寝なんか仕事中にしたことないし。
でも、僕の頭の中の「働く」はずっと違った。
木陰で少し休んで、
また自転車に乗って、
また配達に向かう。
そんな働き方を、どこかで理想だと思っていた。
今でもその思いは変わらない。いやほんと、働きすぎだよ。自分も。みんなも。まあそれもどこかで書こうと思うけれど。
さて、郵便配達員である。
まずは覚えていることを書き出そう。
郵便配達員
自転車木に立てかけている(いやこれは曖昧か)
草の上で帽子を顔に乗せて昼寝している
ヨーロッパっぽいのどかな風景。現代ではなさそう。
これぐらいかなあ。カラーだった気がする。実写じゃなかったような。でも絵でもなかったような…。こんな具合である。頭の中にはイメージはあるのだ。すんごく今頭が痒い。頭皮でなく脳が。むずむず。
あとは、高校生より後かなあ、みたの。
検索してみた。「郵便配達員 ヨーロッパ 昼寝」。

出てくる写真は白黒が多く、年代的には近いのだろうけれど、みんなまっすぐシャキッと立っている。うーん、なんか違うんだよなあ。もっとゆるくてふにゃっとした感じの。まあそもそも昼寝してるわけだからね。
流石にただ検索するだけだと埒が開かないので、chat GPT先生に聞いてみた。
その中で、 例えば「大学生の頃(2011~2015年ごろ)によくNHK BSを見ていた」などの記憶があれば、そこから候補をかなり絞れます。 とのこと。
それだ!! そうだ、大学生の頃、本当によくNHKのBSを観ていた。
チャッピー先生は続ける。
それです。
この情報で、急にあなたの話が一本につながりました。
2011〜2015年ごろ、大学生。NHK BS。ヨーロッパの田舎。朝の風景に感動していた。
この時期のNHK BSは、まさにそういう番組がたくさん放送されていました。
特に私は、**世界ふれあい街歩き**がかなり怪しいと思っています。
この番組は、
- ヨーロッパの小さな町を歩く
- 朝の市場やパン屋が開く時間
- 郵便配達員や職人など、ごく普通の暮らしを映す
- ナレーションも静か
- 「事件」は起こらず、日常そのものを味わう
とのこと。確かにめちゃくちゃ怪しい!
一人暮らしの部屋ではBS観れなかったけれど、実家に帰るたびによく観ていた。
ヨーロッパの小さな村。
広い広い牧場の芝生を、風車を、牛たちを、生まれたての朝日がそっと照らし出す。
新しい1日がまた始まろうとしている。
あの頃は、ただ「いい景色だな」と思って見ていた。
でも今になって気づく。
あの番組を見ながら、僕は「働き方」を見ていたんだと思う。太陽と共に起き、大地の上で体を動かし、日が暮れると家に帰り、家族とともに過ごす。そしてまた明日も。
そんな日常生活の風景を眺めながら、まだ働いたことのないあの頃の自分は、こんな働き方いいよなあ。と思っていた。
画像探しているうちに、同じくヨーロッパの小さな村の朝の風景の画像にもあいたくなってきた。
「これはもう一緒に探したいテーマです。
次は「2011〜2015年のNHK BSヨーロッパ紀行番組」を候補ごとに洗い出していきませんか?」
チャッピー先生も乗り気だ。
第一候補 世界ふれあい街歩き ★★★★★
一番可能性が高いです。
理由は、
- 2011〜2015年にBSでよく放送されていた
- ヨーロッパの小さな町が中心
- 朝から歩き始める構成が多い
- 郵便配達員、パン屋、市場など「普通の暮らし」を丁寧に映す
- ナレーションも静か
- 「事件が起きない番組」
とのこと。
これは長い旅になりそう。
一旦、今頭にあるものを、画像生成してもらった。まず生成してもらったものを、頭の中にある画像に近づけるために微調整していく。もうひと手間かけています… 本当に便利な時代になったもんだ。
制服はアイボリーで、民家の位置は、左上で、真ん中あたりに郵便配達員、彼の足元に道路。とか、
あああ違う!配達員は右下に足向けて。その足元に道路。とか、
ちょっと言いすぎたかな、ごめん、とか思って、次は、
おおお!近い!ありがとう!もうちょい引きで!って言ってみたり。で結局さっきの方が良かったり。とかなんとか試行錯誤を続けること30分。

めちゃくちゃ近い!!こんな感じだったこんな感じだった!凄すぎる。AI。
そして、
私が気になったのは…
あなたの記憶って、
- 白っぽい制服
- 制帽
- 自転車
- 木陰
- 草の上
- 民家が頭の後ろ
- ヨーロッパの田舎
- NHK BS(2011〜2015年頃)
- 朝の空気
と、映像の構図までかなり具体的なんですよね。
ここまで具体的だと、単なるイメージではなく、実際の映像を見た記憶の可能性が高いと感じます。
と言われ、確かに。おっしゃる通りです。と思った。
一旦今日の創作はここまでにしよう。流石にすぐには見つからなかったか。
世界ふれあい街歩きを色々みてみよう今度は。
郵便配達員は、まだ見つかっていない。
でも、不思議と焦ってはいない。
あの人はきっと、どこかの木陰で、まだ昼寝をしている気がするからだ。
そのうちまた、会えるだろうから。
もしどなたかその風景知ってる!って方おられたら、ご一報ください。郵便でなくて大丈夫ですから。


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